Admission

アドミッション ─親たちの入学試験

なかなか新鮮な題材がテーマとなっている。
日本で言えば「お受験」ということになろうかと思うが、副題の「親たちの」という部分にスポットは当たっていない。受験する側ではなく、選考する側が大きくフィーチャーされており、の国のその事情が詳しく描かれている。
しかし話はそれだけではなく、主人公の過去、その母の過去などなどが掘り起こされ、一筋縄ではゆかない造りになっている。そこの事情を含めて、物語はどんどん上手く運ばない・・のがいい。バッドエンドなハズなんだが、主人公にとっては実はそのほうが良かったのかもしれないという希望の光的な終りで幕を閉じるのだった。
主人公の母親役の人がかなりキョーレツな個性を放っている。
»»鑑賞日»»2020/11/28

うんちく

マーベルの「アントマン」でお馴染みのポール・ラッドがほぼ主演している。
アドミッションとは、この場合、一般的な意味では「入試」という意味になるかと思うけど、ヒロインが勤めているのがその入試を管理する部署であり、もっと言えば、管理どころか、この人たちが合否を判定しているっぽい。この頃は日本でもそういうのが増えているっぽい気配を感じるが、いわゆるお勉強の頭の良さだけを判定するのではなく、ヒトトナリとかやる気とかも重視して判定する仕組みらしい。

●原題:Admission
●制作年:2013
●上映時間:107min
●監督:ポール・ワイツ
●キャスト:ティナ・フェイ/ポール・ラッド/ナット・ウルフ
●お薦め度:★★★