Alice Doesn’t Live Here Anymore

アリスの恋

「タクシードライバー」を撮った監督と同一人物が撮ったとは思えない作品。マーティン・スコセッシってこんな作風だったっけ?これは所謂アメリカン・ニューシネマっちゅう範疇に入る作品なのだろうか?
夫に死に別れた子連れ女のロードムービーとでも言えばいいのだろうか。結局、女の幸せって結婚なのよねえ〜ということを高らかに謳いあげる、女独りではどうにもならないということを逆説的に描いている、時代を感じさせる作品…かな?
息子のガールフレンド役をジョディ・フォスターが演じている。一瞬付き合うDV男を演じているのはトミー・リー・ジョーンズなのかな?→どうやら違うらしい。→ハーヴェイ・カイテルだ!
アバンタイトル部分だけ見れば西部劇の時代なのかな?と感じさせる造りになっているのが、なぜか印象的というのもツラい話。
ジャケットから連想するにモノクロ映画と思いきや、カラー映画だった。モノクロのほうが良かったんじゃないのかな?
»»鑑賞日»»2019/10/31

主演のエレン・バースティン繋がりの「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」のページでは、『「タクシー・ドライバー」を撮った監督とは思えない素直でハートフルなロードムービーだそうだ。観てみたい。』と自分で書いていた。まさにその期待通りの監督さ加減だったではないか!

●原題:Alice Doesn't Live Here Anymore
●制作年:1974
●上映時間:113min
●監督:マーティン・スコセッシ
●キャスト:エレン・バースティン/アルフレッド・ルッター/ダイアン・ラッド/ハーヴェイ・カイテル/ジョディ・フォスター
●お薦め度:---