BEYOND SKYLINE

スカイライン -奪還-

GANTZカタストロフィ篇は、是非このプロダクションに作って欲しい。

え?これ続篇?と疑うようなシチュエーションから始まる。
前作では宇宙船に吸い込まれた主人公がエイリアンになってしまった…という所で終ったことだけは憶えていたんだが、今作ではまだエイリアン及び宇宙船の存在はまだ知らない状況からスタートするので、ちょっと混乱してしまう。あれ?前作の舞台はハワイだったかな?
ああ、続篇というより、同じ時間軸で別の人たちを主人公にした話という訳ねと納得して鑑賞を続行する。
だが中盤からキッチリと前作の続きであるということが判明する。前作主人公が変身してしまったエイリアン(赤目)とその恋人(身重)が登場するのだ。このあたり、時間軸がちょいとおかしい気もするが、細かいことはどうでもよくなるポテンシャルがある。

そしてなぜか舞台は東南アジアへと移る。これは中国資本の影響が大きく関与しているんだろうなと感じずにはいられない。しかし、ここで登場する武闘派のアンちゃんと今作の主人公は「レイド」という映画で繋がっているということが判明する。

ハッキリ言って、もうマンガやで!と言ってしまうような展開だけど、なぜか涙で画面が霞んでしまう熱さがある。マーベルのような莫大な予算がある訳でもないのに、このクオリティの高さは驚異的だ。
エンドロールで流れるNG集を観ると、エイリアンの造作は着ぐるみだったということが判明する。着ぐるみだと語弊があるか?特殊メイクというべきだろうか。でも顔面はメイクではなくお面を付けているからやっぱり着ぐるみだよな。
なんでもCGではないということにちょっと喜びを感じた。
»»鑑賞日»»2019/03/28

前作の脚本家だった人が監督と脚本を兼任している。こういった場合、前監督はエグゼクティブプロデューサーとかに名前を連ねるのがパターンだが、前監督の名前はどこにも見当たらない。
下請け会社が殴り込み!みたいなことが前作の売り文句だっただけに、ちょっと気になる。

●原題:BEYOND SKYLINE
●制作年:2017
●上映時間:105min
●監督:リアム・オドネル
●キャスト:フランク・グリロ/ボヤナ・ノヴァコビッチ/イコ・ウワイス
●お薦め度:★★★★

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