DEADPOOL 2

デッドプール2

「X-MEN」シリーズを今まで観てきた中で「ローガン」と1・2を争う面白さだったんでないかい?
「ローガン」はシリアス方面で最高峰、本作はオチャラケ部門で最高峰かもしれない。まぁ「X-MEN」にオチャラケ部門はこの「デッドプール」シリーズしかないんだろうけど。
もちろん随所に挟み込んで来るネタの全てを理解することは不可能なんだけど、いわゆる「第四の壁」を飛び越えるネタを巧みに使い、バカバカしさやクサさを見事に消臭していると感じた。

先日「ニンジャバットマン」でアホクサさを満喫してしまった所為セイもあるだろうが、タイムトラベルで無茶苦茶やっていても、なぜか真っ当なことをしているように思えた。
コメディ要素が強いけれど、肝心のアクションがしっかりしているからコメディも活きて来ているんだと思う。
特殊能力は「運」のおねーちゃんの登場は新鮮。

例によって、このシリーズの熱心な観客ではないのでイマイチよく判らないことがある。ロシアのブロンズ男やジャスティン・ビーバー風のX-MENたちが住んでいる屋敷と、子供たちが沢山寄宿している屋敷は同じ建物だと認識していたんだけど、これらは別物だったんですね。そんな設定だったっけ?まぁどっちゃでもエエことやけど。
»»鑑賞日»»2019/02/08

●ロシアのブロンズ男
コロッサスというのが正式名。ブロンズではなく鋼鉄だそうな。
●ジャスティン・ビーバー風
ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドという長い名前。
彼らが住んでいるのが「恵まれし子らの学園」

ラッセル(ファイアー・フィスト)らが住んでいるのは、ミュータント児童養護施設で「恵まれし…」とは別物。正式名称は「エセックス」だそうな。

●グリーンランタン
DCコミック側のヒーロー映画。ライアン・レイノルズが演じていた。2011年公開。このエンドクレジット途中のネタで時間移動して仕置されるのはライアン・レイノルズ本人だそうな。

●ウェポンXI
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に出ていたミュータントキラーで、「デッドプール」として働く生体兵器。同じくライアン・レイノルズが演じていたそうだ。2009年公開。うーん、記憶にないなあ。

この作品をもって20世紀フォックスの親会社である21世紀フォックスがディズニー帝国の軍門に下るので、「X-MEN」シリーズもマーベルスタジオが製作することになるそうな。ということはX-MENたちも大量にMCUに登場するってことかいな?もう訳判らんことになるで〜。

●原題:DEADPOOL 2
●制作年:2018
●上映時間:120min
●監督:デヴィッド・リーチ
●キャスト:ライアン・レイノルズ/モリーナ・バッカリン/ジョシュ・ブローリン
●お薦め度:★★★★☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です