フォーカス
スタイリッシュな詐欺師たちのお話
前半後半ハッキリと別れているかのような二部構成と言っていい。
前半は主人公ウィル・スミスを取り巻く詐欺師の世界を、これでもかっちゅうくらいスタイリッシュに描きすぎとる。
それから3年後の南米が後半の舞台になる。
F1、女、ハイテク機器が入り乱れて騙し合う。ラストシーンになるまで、コイツら一体なにをやっとるんや?と思わずにいられない化かし合いで、誰が騙しててどれが騙されてるのやら判らなかったが、前半に張ってた伏線がきっちり回収されると同時に全部が氷解する。
映像はあくまでスタイリッシュで、犯罪を犯してるという罪悪感は微塵も感じられない。特に「ターザン:REBORNE」のジェーンでおなじみのマーゴット・ロビーの美しさは犯罪を浄化しているかのように輝いている。
»»鑑賞日»»2019/04/05
リリー・フランキー、ハリウッド進出??????
しかし何と言っても、この作品の中でいちばん異彩を放っているのは、前半最後の大勝負に出てきたギャンブル中毒の中国系大金持ちのおっさんだ。
え?リリー・フランキーついにハリウッド進出?と一瞬思ってしまった。つい先日観た「凶悪」に出ていたリリー・フランキーとテイストが非常に似ている。顔(というよりヒゲの具合か?)も似ているし、演技のテイストというか、そこにある
この役者さんはB・D・ウォンという人だそうだ。