アナと雪の女王
そないに日本国中が熱狂するような映画でっか?というのが素直な感想だ。
舞台は北欧、それもノルウェーあたりだろう。そのあたりの昔話をベースにしましたという感じである。物語の整合性のいい加減さがおとぎ話チックだ。もともとディズニーって、そういうの(昔話・おとぎ話)専門だったんだよな…ということを思い出させてくれる。「シュガーラッシュ」的な作風のほうが異端なんですよね。
テーマはズバリ「真実の愛」というお定まりのコースを踏襲している。これがもう聞き飽きたわ!と言いたくなる薄っぺらい作劇に思えてしょうがない。南の国の王子様の豹変ぶりが、「真実の愛」を見つけるだけの為に準備されたツールに感じられる…と一瞬考えたが、その伝で行くと、本当の王子様はアイツであると直接的に表現せねばならない(つまりアイツの熱い接吻で氷が溶けるの図)が、そこんとこは辛うじて
まあそれもこれも、本当の問題点は姉と妹の関係にある訳だから、あの展開にせざるを得なかったんだろう。でもなんかスッキリしないんだよな。身を挺して守ってくれたというのは素晴らしいことに違い無いけれど、それとこれとは微妙に違うんじゃないのかな〜?と感じてしまった訳だ。そこにカタルシス妨害電波が発生してしまうのだ。
それに比べて、奇しくもトレーラーが同梱されている「マレフィセント」では全く同じテーマながら、それに気づく過程やクライマックスへの雪崩れ込み具合などは、とってもヨカッタと記憶している。
最後に、アナという娘のお
»»鑑賞日»»2019/12/11
●原題:FROZEN
●制作年:2013
●上映時間:102min
●監督:クリス・バック+ジェニファー・リー
●キャスト:クリスティン・ベル/メディナ・メンゼル/ジョナサン・グロフ
●お薦め度:---