ハッピー・デス・デイ 2U

単なる続編ではない。
ファンタジーからSFへと変貌を遂げている点が面白い。後付けの設定（だと思う）なのに、よぉこの設定を思いついたのぅ！と感心する。前作でも重要なキーアイテムだった夜９時の停電だったが、今作にまさかその意味を持たせるのか！と嬉しくなっちゃうのだ。これは前作の時から考えていた設定なんですよ、と言われるより、苦し紛れで捻り出したアイデアなんですわぁと言われたほうが断然嬉しい。
前作では単なる脇役だったと思われていたライアンが、これまた重要な男へと昇格しており、え？今度はコイツが主役？と思わせるオープニングも楽しい。
そしてエンドロール中のおまけエピソードにもニヤリとさせられる。
»»鑑賞日»»2021/01/22»»Amazon Prime

◉ザ・スイッチ

「ハッピー・デス・デイ」の稿にからんで、監督について調べているとこの「ザ・スイッチ」をprimeで視聴可能なことが判り、珍しく速攻で再生ボタンを押した。
ジャケット通り、スプラッタホラーコメディな作品。概ね良好だが、フツーの映画になってしまったの感がある。「ハッピー・デス・デイ」のように、なんか突き抜けたものを感じられなかった。
見どころは主役二人の演技合戦だろう。
お約束なんだろうから仕方ないのかもしれないが、死んだと思っていた犯人が最後にもう一回襲って来る、例のパターンはいい加減に止めてはどうでしょうかね。
原題は「Freaky」で「気まぐれ」という意味だそうな、もっとスプラッタを彷彿とさせる意味かと思ったら違っていた。