同班同學

オープニングとエンディングの映像は美しい。
オープニングを観た時は「お！これは！」と思ったが、おっさんはこの内容について行けないという欠点がある。
主人公の女子高生たちが発展しすぎていて、現実とは考えにくい。彼女たちがさほど可愛くない点は現実っぽいんだが。とても星５つに評価される作品とは感じられないんだな。内容にかなりえっちぃなショットが多くて、そのお陰で星が増えたんじゃないのかと思ってしまう。
なかよし三人組の確執の物語と言ってもいい内容かと思うが、やっていることが援助交際というドぎついことなのに、BGMが美しい旋律のピアノだから美しい青春映画に思えてしまう。
そんな発展家の彼女たちのいざこざもとある事がきっかけで、あっさり元の鞘に納まるあたりが、青春映画の青春たる所以なんでしょう（おい、小学生かよ！と思ってしまうが）。あの調子だと殺人事件もしくは自殺とかになりかねん勢いだったのに、このとある事のシークエンスから急に映画のトーンが変わったと感じるんだけど、どうでしょう？
時々挟まれる町の風景ショットは非常に美しい。香港に行ったことはないけど、今まで思っていた彼の地のイメージの蒸し暑くて油ギトギト汗だくだくを払拭してくれる。暑さを感じさせないカラリとした避暑地に思えてくるマジックだ。
»»鑑賞日»»2019/07/13»»U-NEXTにて