マジカル・ガール
これはこの題名から想像される内容とは対極にある展開だ!
とにかく意表を突く。
アバンタイトルに「何の意味が?」と思っているうちに謎のアニメソングで始まりドギモを抜かれる。
てっきりこの親子のキセキのお話かと思いきや、物語は意外な方向へと突き進む。
そして段々アバンタイトルの意味が判ってくる。イヤ、正確には判らない、なんとなく想像させられるだけだ。あのバルバラと教師の間に何があったのか?非常に気になるが、そこはぼやかされている。しかし、それでよいのだ。
そして最後のセリフにお見事!と言ってしまうのだ。
そして流れる音楽は「黒蜥蜴の唄」、ピンクマルティーニのカヴァーバージョン。
とにかく意表を突く。
アバンタイトルに「何の意味が?」と思っているうちに謎のアニメソングで始まりドギモを抜かれる。
てっきりこの親子のキセキのお話かと思いきや、物語は意外な方向へと突き進む。
そして段々アバンタイトルの意味が判ってくる。イヤ、正確には判らない、なんとなく想像させられるだけだ。あのバルバラと教師の間に何があったのか?非常に気になるが、そこはぼやかされている。しかし、それでよいのだ。
そして最後のセリフにお見事!と言ってしまうのだ。
そして流れる音楽は「黒蜥蜴の唄」、ピンクマルティーニのカヴァーバージョン。
ありきたりな作劇へのアンチテーゼと言える作品だ。
白血病→可哀想→奇跡(マジカル)→ハッピーエンド
という図式を誰しもが思い浮かべる。
だからこそ、この映画の真価が発揮されるハズだ。
なのに、宣伝材料で、フィルムノワールだとか、悲劇の始まりだとかと謳ってしまっているのは如何なものか。(と、ここに書いてしまっているのも同様に如何なものかではあるが、でもジャケットにまで書いちゃってるもんね)
たまたま自分はそれらに全く触れなかったので、思う存分映画を堪能できた果報者である。
»»鑑賞日»»2016/10/20
●原題:Magical Girl
●制作年:2014
●上映時間:127min
●監督:カルロス・ベルムト
●キャスト:ホセ・サクリスタン/バルバラ・レニー/ルイス・ベルメホ
●星の数:★★★★★