O Menino e o Mundo

父を探して

CGで製作した手書き風アニメ。と思う。
いわゆるジャパニメーションとは対極にある作風。
画面構成がことごとくデザインされている。
特に大都会に出てきてからの構図が美しい。
セリフや文字などを普遍的なものにして、無国籍風というかまあ言えばパントマイム的な理解をさせるような造りになっている。
なので、鑑賞者それぞれで解釈が異なるように作っているんだろう。

父を探して旅に出るていのおとぎ話。
観ている途中では、こりゃあ「父を訪ねて三千里」じゃないか!と感じる部分が多いのだが、観終わると、旅の途中で出会うキーパーソンは結局、成長した自分だったという解釈になる。細かいディテールはやはりアニメーション的な構成ありきでストーリーを紡いでいるに違いないから、ファンタジーというかおとぎ話な方向になるので、ツッコミを入れる筋合いはないんだな。
これがジャパニメーションなキャラクターデザインだったとしたら成り立たない作品だろう。
»»鑑賞日»»2019/06/24»»U-NEXTにて

●原題:O Menino e o Mundo
●制作年:2013
●上映時間:80min
●監督:アレ・アヴレウ
●キャスト:---
●お薦め度:★★★☆

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