オーシャンズ・エイト
小気味良い快作
ソダーバーグ製のオーシャンズシリーズはイレブンしか観たことがないが、憶えているのはブラッド・ピットの立ち食いシーンが異常なまでに美味そうだったことだけだ。食べ物にまつわる名シーンランキングというのがあったら、このブラピの立ち食いを一位に挙げるだろう。
と本作とは何の関係もない話から始まったが、ソダーバーグはプロデューサーとして関わっているらしい。ま、そりゃそうやわな。
ジョージ・クルーニー演ずるところのオーシャンの妹が今回は主役ということで、やっていることは兄貴のそれと同じことだと思う。その兄貴は死んでしまったということになっている。ということは「オーシャンズ13」でそういう結末になったということなんだろうか。そんなことは後でどうとでも覆す設定は可能だろうが、本作ではその辺のことは明確には語られず、話の本筋とは殆ど関係ない。
「ローガン・ラッキー」と同じく非常に計画が綿密で、アラを感じさせない、ツッコミどころのないように
終ってからつらつら考えるに、8人目の女が身内になる件りはいいとしても、あんなに頻繁にアジトに出入りするのは足がつく可能性が高いのではないかと危惧するのである。
»»鑑賞日»»2019/05/09
●原題:OCEAN'S EIGHT
●制作年:2018
●上映時間:110min
●監督:ゲイリー・ロス
●キャスト:サンドラ・ブロック/ケイト・ブランシェット/アン・ハサウェイ/ミンディ・カリング/サラ・ポールソン
●お薦め度:★★★