Overdrive

スクランブル

お察しの通り、観ている間は楽しいが観終ると何も残らないタイプの映画。
昨日観たアメリカン・ニューシネマには起承転結がないとか文句を垂れておきながら、こっちはこっちで抜群に面白いのに何も残らんと手厳しい事を言う。ほんに視聴者は勝手なもんじゃわい。

本作は車と美女とイケメンを武器に如何に観客を騙せるかという命題に取り組んだ作品だと考える。まあその意味では、コロッと騙されましたね、あたしゃ。
こういった観客を騙すタイプの映画を観るといつも思うんだけど、起こったこと全て(例えば作戦会議とかまで)を描いていれば観客を騙せない訳で、騙す為には騙す様に取捨選択をしなければいけないのは当たり前なんだけど、その匙加減がヒジョーに難しい。下手をするとワザトラシサが前面にすぐ出てきてしまうのだ。これには正解はないだろうし、観客の体調や嗜好(思考も)に左右されるので、もうそこは神の領域に委ねられているのではないかと考える次第であります。

『96時間』製作スタッフ×『ワイルド・スピードX2』脚本×『TAXi』シリーズのアクション・スタッフ集結!

という宣伝文句通りの内容です。
»»鑑賞日»»2019/06/25»»U-NEXTにて

●原題:Overdrive
●制作年:2017
●上映時間:94min
●監督:アントニオ・ネグレ
●キャスト:スコット・イーストウッド/フレディ・ソープ/アナ・デ・アルマス
●お薦め度:★★★

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