REAL STEEL

リアル・スティール

いいですねえ。
王道中の王道。
ダメ男の逆転劇。
マンガチックな表現なのに、何がこんなにいいんだろう。
ノイジーボーイは造作的に好きになれないが、一機目と、アトムはいいプロダクトデザインだ。
そしてなにより、アトムの動きが小気味良い。
もうCGなのか、何なのか判らないが、とにかくイイ動きだ。
CGとしたら、あの動きを表現するのは、モーションキャプチャーで可能だろう。
どんなヘチャムクレのモデリングでも、モーキャプのデータを適用した動きはアッと驚くものがあるから、もしかしたら、その辺りがアイデアの源なのかしらん?

監督はショーン・レヴィ。「デート&ナイト」「ナイトミュージアム」の監督らしい。
»»鑑賞日»»2012/10/16

昨日ブログにアップしたことで再度観たくなり借りて来た。
何がいいのかと考えたが、これは「ロッキー」ですな。
何をやってもダメな元ボクサーのオヤジが、突然現れた息子という頭脳を得て、反目し合いながらも、のし上がって行くサクセスストーリー。
前半を徹底的にダメっぷりを描くことによって、初めて勝利を勝ち取ってからのフィーバーぶりが気持ちいい。十分に感情移入できる。特に、初めての大舞台での試合はロッキー以上かもと思えるほど熱狂できる。
しかしそこには矢張り、ロボットの動きがあのようにリアルでないとカタルシスは得られない。あれがもし着ぐるみ的な動きだったら学芸会になってしまうだろう。
実際ああいったものが存在したとして、リアルな動きとなるとホントは違うかもしれないが、限りなく人間的しかもボクサーの動きをトレースできている俊敏で小気味よい動きを実現しているので、さもありなんと思わせるリアルさがある。

作品中の時代設定は2020年となっていて、もうすぐそこまで来ているが、現実的にはあんな二足歩行で戦えるのはまだまだ先のようだ。
ガンダムの戦いを実現!とかいうネットニュースからリンクしている映像を観たが、ガンダムというよりガンタンクの戦いであり二足歩行はまだまだ難しそうだ。
それよりも日本のベンチャー企業っぽい所が、攻殻機動隊SACに出てくる海自の303式アームスーツ的なものを開発しているという本気だかフェイクだか判らない動画も見たが、これがもし本当だったとしても、手放しで竹馬に乗っているのと変わらないことくらいしか出来ないと感じたので、時代設定はもうちょっと先にしたほうが良かったかもしれないね。本題とは何の関係もないけど。
»»鑑賞日»»2018/11/11

●原題:REAL STEEL
●制作年:2011
●上映時間:127min
●監督:ショーン・レヴィ
●キャスト:ヒュー・ジャックマン/ダコタ・ゴヨ/エヴァンジェリン・リリー
●星の数:★★★★★

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