ROUNDERS

乾いた映像っていうんですかね。言わば「ポーカー放浪記」な内容を洒落たジャズをバックにその乾いた映像で描いている。
お話としてはセオリー通りに進む。問題解決のために奮闘する。成功は目の前に見えてくるが、すんでのところで大失敗をしてしまう。そこで一発逆転の大勝負に出る。さあどうなる…っちゅうやつですわ。
映画成功の要因として矢張り脇役陣の手堅い布陣がものを言っている。敵役ジョン・マルコビッチ、諸悪の根源であるチャラ男な友人にエドワード・ノートン、そして地味ながら慈愛に満ちたゼミの教授。この３人があってこその映画だと思う。
結末はマット・デイモンの出世作「グッドウィル・ハンティング」を彷彿とさせる風が吹いてくる。
»»鑑賞日»»2019/12/06