ビギニング
低予算で地味ながら味のある作品。
オーストラリア作品だが、なぜか舞台はアメリカに設定されているようだ。
低予算を逆手にとった…とまでは行かないが、効果的にCGを使っているんじゃないのかな?
オーストラリア作品だが、なぜか舞台はアメリカに設定されているようだ。
低予算を逆手にとった…とまでは行かないが、効果的にCGを使っているんじゃないのかな?
核戦争を如何に止めるか…という今まで幾万遍も語られたお話ではないところがちょっと新鮮だった(もちろん勃発しちゃったり、その後を描いたりする作品も多数あるんだけどね)。主人公たちは正義とか世界平和とかボランティアとか世の為人の為とか、その手の思想を語らず、あくまで自分たちの為に「それ」を使おうとするところが正直でリアリティがあってよろしい。これが恐らく低予算の効能だと考える。
結末はおとぎ話とか神話とかになってしまうかもしれないが、こうするしか他に案は考えられないと思われる。しかしこの「それ」の存在自体がヒジョーにご都合主義だなあと感じるのは致し方ない。まあそれを言っちゃあお
映画とか小説とかって、非現実的な何億分の1で起きた事としてお話になるんだから、ある程度ご都合主義も必要なんだよね。と、なぜか肯定的な気持ちにさせられる。
»»鑑賞日»»2019/07/07»»U-NEXTにて
●原題:TERMINUS
●制作年:2015
●上映時間:93min
●監督:マーク・ファーミー
●キャスト:ジャイ・コートラエ/ケンドラ・アップルトン/ブレン・フォスター
●お薦め度:★★★☆