The Expendables

エクスペンダブルズ

「1」はイマイチだが「2」は面白い…という噂を聞きつけ「エクスペンダブルズ2」は5年程前に観たことは観た。でも今となっては霧の彼方な内容であり、そないに面白かったかいな?と思う程度だが、なぜか時々観たくなるジェイソン・ステイサム指数が高いのでツイ手にとってしまった。
あ〜そうそう、と段々思い出してきた。髭面のスタローン結構かっこエエんやったとか。でも「1」だからと言って、この集団の成り立ちとかメンバーの特徴を説明する訳でもなく、当たり前のように最初からミッションをこなしているのも「2」と同じだ。
で、観すすめるうちに、そないに悪くないやんと思うようになってきた。撃たれた敵が破裂して飛び散る等の残虐表現が満載なのも味だと思え、それはそれで悪くない。体技、ナイフ捌き、ガン捌きも堂に入っておりカッチョいい。中盤のハイライトである「死の飛行」作戦も、余りの無茶ぶりすぎてスカッとしてしまう。
なのでありますが、クライマックスに近づくに連れ、もう敵味方の区別なく「動くものはぶっ殺す」的な破壊殺戮っぷりに「おいおい、それじゃ味方もぜったい死んどるでェ」とか「この兵隊、そんなに悪い奴とちゃうんちゃう?」と仏心や倫理観やらを思わずにいられなくなる表現のてんこ盛りになってくる。
つまりド派手なカッコよさしか追求していないバカ映画である、と結論付けるのであります。これはこれで需要は多いのではないかなと思う次第でもあります。
»»鑑賞日»»2020/11/14

●原題:The Expendables
●制作年:2010
●上映時間:103min
●監督:シルヴェスター・スタローン
●キャスト:シルヴェスター・スタローン/ジェイソン・ステイサムジェット・リー/ドルフ・ラングレン/ミッキー・ローク
●お薦め度:☆☆☆


◉エクスペンダブルズ2

日記をひもとくと、この「エクスペンダブルズ2」は2013年の8月に観ていた。それによると、
『判っちゃぁいたけど、B級ですな。
アバンタイトルだけなら良かったんだがなあ。
本編に入ると、ご都合主義の嵐にチト呆れてしまう。
スタローンの髭面と喋り方はなかなか好感が持てる。』
とある。
つまり、アバンタイトルだけはヨカッタということですな。
監督はスタローンから、ジェイソン・ステイサムものを多数撮っているサイモン・ウェストに変わっている。