THE FAST AND THE FURIOUS

ワイルド・スピード

単なる車レースバカ映画かと思っていたら、意外な事に潜入捜査ものだった。
しかし、どっち付かずの中途半端な展開な気がした。
明らかにワルそうな中国人。でも捜査対象はヴィン・ディーゼルな訳で、王道の展開では妹との恋の駆け引きを絡めつつアニキと協力して中国人をお縄にする…という想像を見事に裏切り、真犯人はやっぱりヴィン・ディーゼルアニキだったが、中国人もやっぱりワルで、怒りの殺戮に発展してしまうというどうにも収拾のつかない展開となってしまった。
そしてアニキはショーシャンクよろしくメキシコで一人走り込んでいるというご都合主義な余生なのもイマイチ納得できない。
ナンジャコリャ。
»»鑑賞日»»2018/01/18

人気タイトルなのは知っていたが、なんかB級バカ映画っぽいなあと思っていて、ずっとシカトしていた。
ツタヤプレミアムに加入したのをきっかけに観ることにしたら、この第1作目に限って言えば、その予想は当たっていたといえる。
本来なら、これで観るのは止めているところだが、3作目まで一緒に借りちゃったので、続きも観ることになった。その所為というかそのお陰で、シリーズ全部を観ることになった。

シリーズ全体を考えると、中盤を支えたジャスティン・リン監督の功績が大きいと思う。
ヴィン・ディーゼルという人がなぜ人気があるのか自分には理解できないが、なぜか2作目には登場せず、3作目で復活が予告される。
この3作目はなぜか東京が舞台になり、ポール・ウォーカーさえもいなくなり、キャストが全く変更される。そして後々判ることになるが、ここで時間軸がかなり進んでいたことになる。
そのキーパーソンとなるのが、サン・カン演じる所のハンだと思う。この一見脇役にしか見えない男がなぜかガル・ガドット姐さんにもててしまうという設定が面白い。

3作目を見終わったあと、正直もういいかな?と思ったんだけど、そのあとにワンダーウーマンを観てガル・ガドットのファンになり、4作目から出ているという情報を得てしまったことにより、続投となった次第です。

そしてこの4作目から俄然面白くなる。シリーズものなのに、後半に面白くなるというのは非常に珍しいパターンだと思う。

●原題:THE FAST AND THE FURIOUS
●制作年:2001
●上映時間:107min
●監督:ロブ・コーエン
●キャスト:ヴィン・ディーゼル/ポール・ウォーカー/ミシェル・ロドリゲス
●星の数:---


◉世界侵略:ロサンゼルス決戦

「この美貌を武器にここまで這い上がって来たとでも?」
というセリフに非常に笑ってしまった。そのセリフだけは憶えていたが、その女優さんが誰なのかは認識していなかった。が、ミシェル・ロドリゲスがその人であったということが判明した!

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