レッド・オクトーバーを追え!
言語問題が初めて見るパターン。
ショーン・コネリーがロシア(当時はソ連かな?)軍人のエライさんを演じている。並のアメリカ映画なら躊躇なくロシア人が英語を喋っている映画になるんだけど、本作はチト違う。冒頭ではショーン・コネリー始めロシア人役の人たちは、ちゃんとロシア語らしき言語を喋っている。
お、やるな!と思うのも束の間、本編に入ると、実はバイリンガルなんだよねと言わんばかりに、ロシア人同士でも英語で会話を始めだすのだ。株式会社楽天みたいに艦内の公用語は英語に定められているのだ!なんてことはなく、これは、表面上は英語で喋っているように見えるけど、本当はロシア語で喋っているんですよ、ということを暗に説明しているのだと理解した。
という従来のアメリカ映画における言語の問題をちょっとだけ解決している作品であった。
ジャック・ライアンはてっきりハリソン君だと思っていたら、まさかのアレック・ボールドウィン。なかなか新鮮でよろしい。
マニアに言わせたらどう言うか判らないが、かなり本格的な潜水艦映画なのではないか?けっこう手に汗を握らせてもらった。
難点は、ワイドスクリーンなのに3:4収録なところだ。ブルーレイだと解決しているのかもしれないが、自分のレンタルしたDVDでは、このやっかいな形式になっていた。
»»鑑賞日»»2019/11/15
●原題:THE HUNT FOR RED OCTOBER
●制作年:1990
●上映時間135min
●監督:ジョン・マクティアナン
●キャスト:ショーン・コネリー/アレック・ボールドウィン/スコット・グレン
●お薦め度:★★★☆