スリー・ビルボード
呉越同舟。キリコとイプシロン。
という言葉が浮かぶ。
という言葉が浮かぶ。
ここで終わってくれぇ〜!という所で終わってくれる。良い「曖昧な終わり方」の見本。その時バックに流れる音楽もいい。歌詞の内容は判らないしその必要もないが、しみじみと沁み入るシンクロ率の高さ。これから人殺しに行こうかというシーンには、およそ似つかわしくない曲調で、素晴らしいエンディングに連れて行ってくれる。推測だが、Patty Griffin という人の曲ではないだろうか。
「猿の惑星 聖戦記」で褒めたばかりのウディ・ハレルソンがここにも登場していた。
そうかぁ〜?とても○○な人には見えんでぇ〜?と感じる点以外はやっぱり恐るべき存在感を発揮している。
そしてまさかの展開で、いろいろと粋なことをやりおるおッさんであることが判って行く仕掛けで益々男っぷりを上げとる。
主役3人とも華々しさはないが相当な実力者揃いで、全員ピンで主役の映画があるという鉄壁のキャスティングだということに気がついた。
»»鑑賞日»»2018/11/01
●原題:THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI
●制作年:2017
●上映時間:115min
●監督:マーティン・マクドナー
●キャスト:フランシス・マクドーマンド/ウディ・ハレルソン/サム・ロックウェル
●星の数:★★★★★
◉月に囚われた男
サム・ロックウェル初期の代表作。ホントは「ギャラクシー・クエスト」も忘れ難い魅力が炸裂しているけど、やはりコチラはなんと言っても主演作品(しかもほぼ一人芝居)だから。 |