ヴェノム

グロくて凶悪だが、ニクめない奴。

監督はあの痛快作「ゾンビランド」の人だ。
この手の設定の作品は、コミック作品になると相当数あると思うが、今はどんなのがあったか思い出せない。→→→イヤ、思い出した。代表的なのは「デビルマン」だ。
どうやらスパイダーマンに出てくるヴィランらしいが、そのスピンオフ作品のようだ。ヴィランと言っても本作を観る限りでは、ダークヒーローと言って差しつかえはないだろう。

何と言っても良いのは、そのキャラクターデザインだ。シンプルで如何にもな形状だが、とても魅力的だ。単純にスパイダーマンを真っ黒にして牙と長い舌を加えただけと言えなくもないが、黄金比みたいなものがあるのかもしれない。

地球を乗っ取りにやって来たエイリアンに寄生されてしまった主人公とたまたま相性が良かったから共生できることになった、というのは破綻のない良い設定だと思う。
しかもコイツ（個人名がヴェノム）が極悪そうに見えてなかなかお茶目な奴なのもイイ。しかも実はエイリアンの世界では負け犬の部類だとかで、主人公に勝手に共感してしまったから、楽しくなる。
そんなこんなで、スーパーヒーローな活躍を見せてくれるんだが、野暮な話、ラストがチト頂けません。
あの表現では、弱点である火に焼かれて消滅してしまったと思わせといて、実はやっぱり…なのはちょっとミソを付けたかなぁと思ってしまう次第であります。
»»鑑賞日»»2019/03/27

本作ではマーベルお得意のエンドロール中のオマケ映像以外には一切スパイダーマンは登場しないが、このキャラもMCUに含まれるんだろうかというのが気になるところだ。しかし２０世紀フォックスに続きソニーまでもディズニー帝国の軍門に下るってことはないだろうとも思う。

ここで整理しておこう。
フォックス配給のマーベルもんは「X-MEN」シリーズで、「デッドプール２」以降はマーベルスタジオが製作することになり、MCUに登場する可能性が高い。
「スパイダーマン」シリーズはソニーの配給だが、大人の話し合いにより「ホームカミング」以降のシリーズは、例外的にMCUに登場できることになった（MCUで言えば、「シビルウォー」以降か）。

原作ではスパイダーマンの宿敵として描かれているそうだが、映画的には現時点ではどうなるか判らないとしか言えない。スパイダーマンが出てくるのか？MCUに登場するのか？
ソニーはソニーで、ソニー・マーベル・ユニバース（SMU）という世界観を作っているそうだ。

今更だけど、古い機種でも OS X El Capitan へアップグレードできる！

本作は TSUTAYA TV で鑑賞した。
なぜかというと、登録情報を更新しただけで２０００ポイントもプレゼントされたからだ。
以前に一度この TSUTAYA TV を利用した時は、我が家の環境ではしょっちゅう止まるし、映像もブロックノイズの目立つ惨憺たる状態だったから、折角の作品も無駄になるかもと思ったがダメモトでチャレンジしてみた。
環境はADSL 12MB接続だからしょうがないわな〜と思っていたが、今回は全く再生しないではないか。ずっと真っ黒なままだ。前回はまがりなりにも再生はしたのに！
ナンジャコリャ…と思いつつも天啓が閃いた。肝心のブラウザがもうサポート終了している古いものだったということを忘れていた。
OSは未だにMacOS X 10.6.8 なのだ。
拠ん所ない事情で10.7以降が必要になり、このご時世でもなぜか販売していた10.7を２０００円＋税で購入することができ、事無きを得たが、これが使い難い。だからやっぱりメインは10.6なんですよね。
それから約１年、偶然 OS X El Capitan に無料でアップグレードできるという情報を手に入れた！
我が家のハードに適応するのはこのバージョンが最終形態なことを知ったのは既に App Store から姿を消したあとのことだった。
こうなったが最後、血も涙も無い対応で知られるアップルさんが、たとえ有料でもそれを再販してくれる可能性はないと決め込んでいたのに、まさかこんなサービスをしてくれるとは！神様ありがとう。

ということで、10.7を El Capitan にアップグレードさせていただいた。
だからと言ってこれが快適かと言えば、やっぱり10.6の使い勝手に勝る物はないと感じる次第だが、これで最新のiPodやiPadに買い替えることも可能だという安心感は得難い物がある。
そして何より、最新のサファリやクロームを使える恩恵は計り知れない。ということで、 El Capitan で再起動してからクロームで TSUTAYA TV を立ち上げると見事、ノイズの問題も無く再生することができましたとさ。目出たし目出たし。