う ま か 不 思 議 ハ ワ イ イ ─ ワ イ キ キ 篇 (下) その2

朝になって気がついた。
この部屋の利点は、朝のジュースサービスのコーナーに極近であるということを。マイカップを持参し先日の分までモトをとる勢いでガンゴン飲みまくってやった。うっしっし。

 柳沢慎子さんにゴザを借りることに成功した。
 ビーチタオルもいる?と親切にも訊ねてくれた。
 そしてお気楽にご陽気に、パイナップルおいしかった〜?と言ってきた。
 「イエ〜ス!ベリーナ〜イス!」
 と小学生でもできる返事をすると、慎子さんはイエイ!というように両親指を顔の横に立てて笑った。やっぱり本場の人、動作がサマになっています。

上:朝のプライベートラナイ
右:朝のプール。そうじが行き届いています。

飛び込み台…
子供の頃は、海水浴場には飛び込み台があって当然と思って育ったのだけれど、大きくなるに従って、それは大きな間違いだということを認識せざるを得なくなった。うちの故郷以外に飛び込み台を見たことがない。もしかして世の中の人は「飛び込み台」と書いても、それがどんなものなのか想像もできないのかも知れない…
ということで、すこしご説明申し上げますと、オフシーズンは浜に引き上げていて、海開きの数日前になると海の家組合だか業者さんだかが、ボートでひっぱって設置してくれるのですが、高さ5mくらいで赤ペンキを塗った四角柱の物体です。もちろん材質は鉄ですが、カタマリではなく、格子になっています。田舎でよく見かける火の見やぐらをイメージしてもらえば近いと思います。
てっぺんは屋根などなく、ただの木の板(1.5m四方くらい)があるだけで、大人が3人も乗れば満員になる代物です。設置場所は、満潮時なら高さ50cm干潮時だと3mくらいになる水深のポイントに設置されます。
でもそれも昔の話で、7〜8年前から姿を消してしまいました。以上、超ローカルな話題でした。

 歩いて5分もしないところにある天下のワイキキビーチにて進水をする。時間のせいか人が少ないのはとてもいい。しかし肝心の海は泳いでみると、遠浅だし、すぐに岩礁があるので、足をつくのは切ってしまいそうでイヤだし、ずっと下ばかり向いて泳いでいるのも飽きてくる。やはり好みは砂地で、もっと深い海である。飛び込み台なんかがあるともう言うことはない。
 この浜も泳ぐためではなく日光浴をするためにあるのかもしれない。

 ということでちょっと離れたサンスーシービーチという浜へ行ってみる。こちらは割と遠くまで砂地で、ちゃんと深くなって行くが、100メートルくらいのポイントから急に岩礁地帯になり、ハラをこすりそうになってしまう。う〜ん、どっちもどっちというところか。

午後は自由時間というやつで、一人でふらふらと3時間ほど写真を撮って歩いた。ABCストアーで飲み物を買った時、おねえさんはマハローと言ってくれた。

 お昼は宿からビーチとは反対方向にあるタイレストランに入ってみる(もちろん、シャワーを浴びて着替えています。念のため)。
 昼の定食があり、チキングリルのにした。
 プレートになっていて、パパイヤサラダ、春雨らしきもののフライ甘いソース、ジャスミンライスがついて10ドルちょっと。うまかった。期待していなかったのだけど、べちゃめしではなく、ちゃんとかたいライスだった。前半のホノルル滞在の時はたまたま悪いのに当たったというだけなのかもしれない。

 夕方は二人で散歩ということになる。
 よく言われるように、夕焼けの海岸はとてもきれいだった。みんなが立ってウロウロしているぶん、昼間より人が多いような気がする。

 昼間に見つけていたフードパントリーという24時間スーパーで夕食の買い出しということに決定した。
 ハワイ島特産と書いてあるポルチュゲソーセージだけは、(なんで?ポルトガルじゃないの?)という疑問はさておき、うまかった。
 ペリエはさすがに世界共通の味だったけれど、日本で買うよりも安いような気がして買ったハーゲンダッツアイスクリームは、気のせいかもしれないが、甘めに設定されているように思えてならなかった。

(c)2001-2003 HaoHao

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